2013年7月12日金曜日

WEB解析 ユーザの動きをどこまで追える?

エアコンの無い時代、人はいったいどうやって生きていたのか不思議に思うヘッポコです。

仕事中は室内にしかいないので分かりませんが(営業外回りの方にわ申し訳ないです)、会社までの行きと帰り、朝と夜だけでも汗ダラダラです。

さて、今日は前回の流れに引き続きWEB解析について。
GoogleAnalytics(以下GA)を使っておけばいいのでは?・・・確かに便利です。
タグを埋め込んでおけば、PV数、訪問数、平均滞在時間・・・など自動的に集計してくれるので。

ところが、GAでも取得できないものがあります。
例えばページ滞在時間。GAでのページ滞在時間とは今表示されているページのアクセス時刻と、 1つ前に表示されたページのアクセス時刻の差分が1つ前に表示されたページの滞在時間としています。
つまり今表示されているページの滞在時間は次のページへ遷移しないと確定しないのです。
次のページへの遷移がGAタグの範囲外のページ(外部ドメインなど)や、次のページは無くそこでブラウザを閉じてしまった場合、30分以上ページを動かなかった場合は「離脱」と判断されて、その最後にアクセスしたページは平均滞在時間の集計から外れる事になります。
しかも、「直帰」の場合。つまり、1ページだけ見て離脱した場合は、滞在時間を「0」として平均滞在時間に集計されます。

 ユーザがどれだけの時間、このページを見てくれたのか?を知りたい場合、この離脱したページの滞在時間や、直帰したページの滞在時間もやはり欲しいかなと思う所。

実は自分もこうしたWEB解析のシステムに少し関わって、作ろうとした事がありました。
その時も、ユーザがページを閲覧した時間を正確に欲しいと思いましたが、これが簡単にはいかないのです。
閲覧開始した時間はページアクセス日時でいいでしょう。
では閲覧終了時間は?
ブラウザのタブを切り替えた時?ブラウザを消した時?ブラウザを最小化した時?
人それぞれページを読むのをやめたタイミングはバラバラです。
それに今あげたものの中から、このタイミングと決めたとしても、そのイベントをキャッチする方法が正確には無いっぽい。画面が遷移しようとしたタイミングは取れるが、ブラウザの「戻る」「進む」「更新」、それに「タブを閉じる」、「ブラウザを閉じる」、リンクで「他のページに遷移する」、という全てがこのタイミングになってしまうので、区別ができないのです。

こういうのを本気でやろうとする場合は、やはりWEBソケットなどサーバ側の力が必要になってくるのでしょうかね。

 別のアクセス解析ツールを販売している会社では、GAと同じ平均滞在時時間の他に、そのページでのユーザのアクティブな動きの時間を計測し集計するサービスもあるそうです。
これはマウスが動いていたり、キーボードのキーが叩かれていたり、スクロールしたりというまさに動いている状態の時間を計測しているそうです。
なので、ページを開いて、じっとキーボードもマウスも触らずページを眺めている場合はそのアクティブである時間の計測には含まれないとの事。

 それをどう使うか?だとは思うけど、データとしては面白いものだと思った。
単にアクセス解析といっても何が欲しいか?によって、出来る事が限られるように思う。
1人の人でも細かい動きまで情報として欲しいのか、だいたいでいいから全体的にどんなアクセス結果だったのかが欲しいのか。

どっちにしても、データとして何かユーザの動きが見えるものである事に違いはないですね。
サイト内で一番多いユーザのページ遷移パターンとか、ページ内でユーザがコピーした文章の集計とか、集めようとすればいろいろとれそうですが、集めた見た時に価値のあるものになるのかを考えつつ、何を集めるかを決めるのが良いんだろうなと思いました。

・・・もしかしたら、インターネット上の自分の動きもいろいろ見られてる(集められている)かもしれないですね。怖い怖い。

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